諸経費等は一切かかりません。簡単に言えば、モデム、ルーターを再起動するだけです。
まず、IPアドレスとはご存知の方も多いと思いますが、軽く説明しておきます。
◇IPアドレスとは
IPアドレスとはよくたとえられるのが、「ネット上での住所」です。ネットにつながっている機器すべてに割り当てられます。
余談ですが警察はネット犯罪などが起きた場合、現場に残されたIPアドレスをたどって、「そのときそのアドレスを使用していたのは誰か」 をたどり犯人を捜します。
このIPアドレスには二種類あり、一つ目は、グローバルIPアドレス。これは1世帯にひとつという形でプロバイダと契約時に、1回線にこのIPアドレスが1つ付与されます。(自分のIPアドレスはこちらから確認できます。)
もうひとつは、家庭や企業などのLAN内専用のプライベートIPアドレス。これはルーター毎に192.168.XXX.XXXという形です。スマホやPCなどの機器ごとに192.168.1.1、192.168.1.2といった感じでルーターがこのアクセスはPCから。などと区別するために割り当てられます。
PC(192.168.1.2とする)でYahooを開こうと思うと、 まずルーターに192.168.1.2のPCがYahooを開きたい。と要望を送信します。するとルーターはグローバルIPでサーバーにYahooを開きたいと送信して、グローバルIP宛に返ってきた返事を、ルーターが192.168.1.2へ送信、PCで表示されるというわけです。
今回は、そのグローバルIPアドレスを変更する方法を書きたいと思います。
これを変更することによって、セキュリティが向上する他、その過程の行動でネットワークが安定することもあります。(ネットワークが不安定になる場合は下記のことをされると大概解決します。)
また、裏技的なことに、「1IPアドレスにつき1登録まで」といったサイトでも、これを変更することにより再登録、再アクセスが可能です。
詳しい手順などは続きからどうぞ。
◇グローバルIPアドレスを変更する方法(ルーターの再起動)
1.変更前のIPアドレスをこちらより確認しておいてください。
これをしないとIPアドレスが変わったかが確認できません。
2.ご使用のモデム、ルーターを探します。
LANケーブルをさす場所があり、黄色ランプが点滅、点灯しているようなものです。
大きさは薄っぺらいお弁当箱サイズ、ケーブルが何本かささっていて、アンテナ付きのものもあります。色は白か黒のものが多いです。ネット契約時にプロバイダから配布される場合もあります。
最近のルーター。有名なメーカーはcorega、BUFFALO、NEC(AirStation)、IODATAです。 |
3.電源のコードを探します。
色や太さが他と違ったり、POWERのところにささっていたりします。片方がコンセントにささっているやつです。
4.電源のコードを抜きます。(抜いている間は家のネットが全て使えなくなります。)
5.その状態で10秒ほど(10秒以上でもOK)キープしてください。
これによりルーターの電源が完全に落ちます。
6.再度電源を入れてください。(ルーターの再起動完了)
ルーターのランプが光ればOKです。1分程度で、ネットが使えるようになります。
→IPアドレスが変わっているはずです。こちらから再度確認してください。
ネットワークが不安定になった際に、何らかの攻撃をセキュリティソフトが報告してきた際に、この方法は有効です。