近年、Youtubeなどの動画投稿サイトや、そのほかのWebページからの動画、音声のダウンロードなどが多くの方がされていると思いますが、その行為は、
2012年10月1日改正の法案(改正著作権法)により、場合によっては200万円以下の罰金又は2年以下の懲役の罪に問われます。
※この記事の情報は、時点での最新情報となっております。
◇ダウンロード規制法の現状・逮捕される行為について
①2010年1月1日・・・ダウンロード違法化 権利者の許可なくアップロード(違法アップロード)されている録音又は録画されたもの(=動画、音楽)を、それが許可なくアップロードされていると知りながら、ダウンロード(保存)する行為を、違法化。正し刑事罰はなし。
②2012年10月1日・・・違法ダウンロード刑事罰化 上記行為の中でも、それが市販されているものの保存目的でのダウンロード”を、刑事罰化。正し、親告罪といい、権利者が告訴していなければまず警察は動けない。
→つまり...
①権利者の許可がありアップロードされた動画(公式PVや公式チャンネルの動画、音楽など)と、許可なくアップロードされたものでも、それが市販されていないもの(ホームビデオや未発売の時点でのテレビ番組など)であれば保存目的でのダウンロードは合法。
②権利者の許可なく違法にアップロードされた作品で、市販されているものでも、権 利者が裁判所に告訴していなければ、そのダウンロードは違法ではあるが刑事罰の対象ではない。
③刑事罰適応の前に、警告がくる可能性大(文科省のQ&Aより。検討中と記載されていました。)
しかも ・ ・ ・
この告訴というのは、権利者側が、○○さんが違法ダウンロードしている、という個別の証拠が必要になります。それを権利者(メーカー)がするのは難しいので、逮捕などは非現実的です。
※このダウンロード規制法で規制されていないファイル
画像、テキスト、プログラム
→漫画、書籍、アプリ、無料プログラム、CRACK版有料プログラムなどのダウンロードは合法
◇ゲームファイル(ROM)のダウンロードについて
ダウンロードについて規制する法律は上記の著作権法のみです。しかし、その著作権法は増加する音楽、映画のダウンロードを規制するために改正された法律です。
ゲームのダウンロードを規制する目的は一切ないため、ゲームのダウンロードはまず違法か合法か、というところから見ていく必要があります。
どこで見るかというと、「過去に裁判でゲームが映像作品として認められたことがあるかどうか」「ゲームはプログラムに分類されるかどうか」です。
これについては意見が二分化していますが、(プログラムになる派←合法派と、映像作品になる派←著作権法が適応され違法になる派)当ブログでは文科省の意見を取り入れたいと思います。
→著作権法適用で、違法(告訴されれば刑事罰の対象)です。
しかし、逮捕は告訴されない限り起こりません。もともと映画や音楽を取り締まる法律で、2012年10月施行ですが、音楽会社は1社もいまだに告訴しておらず、警察は告訴がないと動けないため、未だ逮捕者は0人です。
よく「ダウンロードで逮捕」といった記事がありますがそれは、ファイル共有ソフトというのを使い、逮捕された例です。ファイル共有ソフトは、uTorrentやWinny、Shereというソフトが有名ですが、これらのソフトを使うとダウンロードする代わりにアップロードもするという仕組みのため、著作物の違法アップロードは犯罪なので逮捕されるというわけです。警察は告訴などなくても動けますし、匿名性も低いため、逮捕が容易なのです。
話がそれましたが、音楽、映画向けの法律で音楽、映画業界ですらいまだに告訴していないので、ゲームメーカーが告訴するか?というとしないと思います。
ですが、ネットからただでダウンロードすれば、確実にメーカーの利益は減り、ゲームのクオリティ、スタッフのやる気などは減ります。
また、そういった著作物を配信しているサイトには、マルウェア(ウイルスやトロイの木馬など、パソコンに悪意をもたらすプログラム)が混ざっている可能性がありります。
文化を守るためにも、あなたのパソコンを守るためにも、
違法にアップロードされた作品のダウンロードはしないようにしましょう。
ウイルスが心配な方は下のウイルス対策ソフトをオススメします。
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